そもそもなぜこのレポートの企画が起こったかと言いますと、今年40歳という年齢もあり、最近更年期障害が気になってきた私。
体調が悪いと「もしかして?」と必要以上に意識もしてしまいます。
同い年のNさんと話ししていたら、お互いに盛り上がってしまい、漢方治療をなさっている副院長先生にお話を聞いてみたところ、
漢方で更年期障害の治療を行っているGさんを紹介していただけるという事で、今回のレポートに至ったのです。
今回お話を聞かせていただいたのは、Gさんという60代の女性。お会いした印象は、とても若々しくて、はつらつとしていらっしゃ
いましたので驚きました。現在も現役でお仕事をしてらっしゃると言いますから、さらに驚きです。
私にはとても更年期で悩んでおられたとは思えなかったので、正直にそう申し上げると、Gさんは「今でこそこんなに元気ですが、ずっと辛かったんですよ」と以前のお話をしてくださいました。
Gさんが初めて更年期の自覚症状を感じられたのは、48歳頃の事です。
症状は、汗かき、嫌悪感、食欲不振、不安、動悸、偏頭痛、肩こり、冷え性、不眠、軽い鬱症状・・・
もっと以前からあったのかも知れませんが、当時バリバリ仕事をこなされていたGさんは、当初は疲れや不眠から来るものだと思って我慢していたそうです。そのうち症状は徐々に悪化してきて、横になって休むことも増え、家事も手につかない日も増えてきました。
内科を受診しても原因は分からず、当初は心配していたご主人様からも、一向に症状が改善しない苛立ちから、怠け病と言われるよう
になり、孤立してしまったGさんの症状はますます悪化したと言います。
そんなGさんを心配されたお友達が、婦人科を受診するように勧めてくれ、以前に不妊治療でお世話になった安達産婦人科を受診されました。「受診した頃はもうフラフラでした」とおっしゃるように、さらに症状は悪化していたようです。院長はすぐに「更年期障害でしょう」と診断下さり、子宮筋腫の治療も兼ねて2週間入院して薬をいただき様子を見ることになりました。ちなみにこの時投薬された薬は漢方ではありませんでした。この入院で他の症状は大分改善したそうですが、まだまだ肩こりや冷え性、偏頭痛などの症状が残ったままでした。
ある日、Gさんは新聞で「肩こりと冷え性に漢方薬が効く」という記事を見ました。薬局をたずねて漢方薬を処方してもらい、しばらく飲み続けたところ、肩こりと冷え性を中心にかなり症状が軽くなりました。それは嬉しかったのだけれど、一つ困った事がありました。薬局で処方してもらう漢方薬は、健康保険が使えないこともあり、非常に高価で月間に2〜3万円は使っていたそうです。
しばらく続けていましたが、家計への負担は大きくなるばかり・・・でもここで止めてしまうと、以前の苦しい症状に逆戻りになるのは嫌なので悩んでいました。
そんな時、入院以降定期的に受けていた診察の際に、院長にこれまでの症状と漢方が効果はあったものの高価で困っている事を話しましたら、「ここでも漢方薬は処方できますよ。」とおっしゃってくださったそうです。
しかも病院なので、健康保険が使えます。なぜもっと早く先生にお話ししなかったのか、悔やまれたといいます。
院長の勧めで、漢方を専門的に勉強されている副院長先生をご紹介いただいたGさん・・・この副院長との出会いが、身体的にも精神的にも最高の出会いだったと言います。
漢方には100種類以上の薬があり、人によって効き方がそれぞれなので、それから10ヶ月間はとにかくいろんな薬を試して、合う薬を探したそうです。投薬したら次の診察で副院長に結果を報告し、また薬を変えてみる。
これを10ヶ月繰り返し、やっと自分に合った漢方薬が見つかったそうです。私は漢方は効き目が緩やかというイメージを持っていたのですが、すぐに効果が分かるそうで、合わないと便秘や下痢が起こったり、ピッタリ合った場合には、飲んだ夜に不眠が解消しぐっすり眠れたという経験もあったそうです。
じっくり自分に合った薬を探してくれた副院長先生に、信頼感は募っていきました。薬の事だけではなく、診察時に病気の声かけをしてくださったり、血液検査・子宮がんや乳がんの検診も診察時に一緒にしたりと、身体についてトータルに気遣ってもらっているという信頼感。心の悩みなども相談する事もあり、最近では、声のトーンでGさんの体調や心の変化などを感じ取ってくださるように思うとの事。その表情からは、何でも話せるホームドクターができた喜びと安堵が伺えます。
さらに、先生の勧めで2ヶ月前からフィットネスクラブにも通い、新たな友人も増えました。あの辛かった日々も、今では充電期間と思えるようになり、仕事を少しセーブして、残りの人生が楽しみになってきたそうです。「これからも頑張りたい」と話されるGさんには、本当にこれからもステキな人生が待っていることでしょう。
最後にGさんから一言
「医者というのは、病気を治すことが仕事だと思います。
私の場合は、更年期を男性には理解してもらえずに辛かったときに、先生方が理解し治療に取り組んでくださった事で、まず心のモヤモヤがパッと晴れました。
そして気楽にゆっくり話しを聞いてくださる先生に心身ともに救われました。
これからもずっとお付き合いしたいです。」
そして、更年期でお悩みの皆さんに、「悩んでいないで、勇気を出して婦人科へ相談してみる事です。
自分に合った先生と合った薬を探すのも大事ですね。
私のように最高の出会いが待っているかもしれませんから。
Gさん、本当にステキなお話しを聞かせていただき、ありがとうございました。
私も何だか勇気をいただき、「更年期どんと来い!」という気持ちになれました。
こんなステキな方を紹介してくださった副院長先生に感謝いたします。
ちなみに現在Gさんが飲んでいらっしゃる漢方薬は以下のとおりです。
ただし、漢方薬は全ての方に同じ効果が表れるわけではありませんし、合う場合と合わない場合がありますので、医師と相談の上、投薬していただいてください。
118番 苓姜求甘湯 (冷えに効果)
7番 八味地黄丸 (疲れ・腰痛・高血圧に効果)
17番 五苓散 (偏頭痛・めまいに効果)
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